平成22年3月4日に当麻植協同病院と徳島県との間に
災害派遣医療チーム(DMAT)の出動に関する協定が
結ばれました。(写真:平成22年3月 徳島県知事と)
【DMATとは】
isaster edical ssistance eam
 の頭文字をとってDMAT(災害派遣医療チーム)となります。
 このチームは専門的な訓練を受けた医師、看護師、業務調整員から成り立ち、多数の傷病者の発生や大災害
 が発生した場合、おおむね48時間以内に出動し、急性期の医療を展開できる機動性のあるチームです。

【設立の経緯】 
 平成7年に発生した阪神淡路大震災では多くの方が犠牲となりました。
 この震災では、救出の遅れや初期医療体制の不十分さから、いわゆる「避けられた災害死」で亡くなられた
 方がいます。この尊い犠牲を無駄にしないために、平成17年に日本DMATが設立されました。
 当院は平成9年に国より災害拠点病院に指定され、平成21年に兵庫県で行われたDMAT研修に参加し
 チームが誕生しました。

【装備品】
 DMATは医療資機材はもちろんのこと、様々な資機材を活用して傷病者の治療等にあたります。
 災害の程度や傷病者の数によって携行品は変わりますが、代表的なものが下記の通りです。
 ・医療資機材バック(薬、点滴、ガーゼの処置用具等)
 ・携帯型超音波診断装置
 ・超小型心拍監視心電図装置
 ・携帯型吸引器
 ・酸素ボンベ
 ・トリアージタグ
 ・衛星携帯電話
 ・簡易業務用無線機
 また、隊員装備としては下記のものがあります。
 ・ユニフォーム
 ・ヘルメット、ゴーグル、LEDヘッドライト
 ・安全ブーツ、肘膝あて
 ・帽子

 現在のところ、当DMATが出動するような事故や災害は発生しておりません。そのような事態がおこら
 ないのが一番ですが、もしおこった場合は全力でその任務にあたり、もって最小限の被害者にとどめる様
 頑張りたいと思います。